チェスオリンピアード2016の対局などなど

チェスオリンピアード2016の対局などなど

チェスオリンピアードとは  2年に一度開催される

チェスのオリンピックのことです。

2016年はアゼルバイジャンのバクーで開催されました。

世界中のほとんどの国が参加する、ビックイベントです。

もちろん、日本だって参加しています。

今回、日本チームは以下のメンバーが参加しました。

男子チーム主将・コーチ

GM ストヤノビッチ・ミハイロ 2511(数字はレーティングです。)

男子チーム・メンバー

IM 小島 慎也 2394

IM 南條 遼介 2340

アベルバッハ・アレックス 2220

CM 山田 弘平 2082

タン・タン(唐堂) 2106

女子チーム主将・コーチ 星野 レイギン

女子チーム・メンバー

石塚 未来 1801

WCM星野 華怜 1813

福谷 なつみ 1626

柴田 美咲 1641

坂井 あづみ 1713

日本は正直、世界から見れば弱いチームです。

先進国の中でも最下位ですし、下から数えた方が早いです。

しかし

逆に言えば、まだまだ伸びる可能性があるということです。

日本では、ご存知の通り 将棋と囲碁がありますので

チェスなんてほとんど放送されませんし、ニュースにすらなりません。

それが日本の現状なのです。

チェスのオリンピックで、日本のチームも参加しているのに

日本のメディアは一切取り上げないのです。  (ほんと マスゴミだわ)

ニュースぐらい流せよって思いますよね。

チェスオリンピアードの結果は

男子はアメリカが優勝して、女子は中国が優勝しました。

日本(男子)は 68位という結果でした。

日本のシードは確か、97位ぐらいでしたので

だいぶ健闘した方ではないでしょうか。 (おしいゲームも、沢山ありましたしね)

一応過去最高成績らしいのでね。

以下は男子のトップ20のリザルトです。

オリンピアードの中から  いくつかのゲームを紹介します。

・世界NO1 カールセンのゲーム

世界王者であるカールセンのゲームです。 カールセンが白番です。

1 e3 Nf6

2 Nf3 e6

3 c4 b6

4 Nc3 Bb7

5 d4 Bb4

6 Bd3 Ne4

7 0-0 Bxc3

8 bxc3 0-0

9 Ne1 c5

10 f3 Nf6

11 e4 Ne8

12 d5 d6

13 Nc2 Nd7

14 Ne3 Nef6

15 a4 a5

16 Ra2 Qc7

17 f4 exd5

18 exd5 Rfe8

19 g4 Nf8

20 g5 Nfg7

21 h4 Rad8

22 h5 Bc8

23 Ng4 Re7

24 Rg2 Kh8

25 Qf3 Rde8

26 Qg3 Rd8

27 Bd2 Rde8

28 f5 Ne5

29 Nxe5 Rxe5

30 Bf4 Nd7

31 f6 g6

32 hxg6 fxg6

33 Bxg6 で相手がリザインして、カールセンが勝ちました。

棋譜を見てもわかるとおり、もう圧倒的な強さでねじ伏せました。

正直、レベルが高すぎて、あんまり参考にならないですけどね。

黒番の一番のミスは、 19のNf8でした。

そして、クイーンを封じられてしまったことです。

カールセンは、相手のクイーンを封じて

その間に、キング側のポーンストームで速攻を仕掛けて、勝利しました。

通常であれば、キングの前のポーンはむやみに動かしてはいけませんが

このように、相手の駒をうまく封じ込めることができれば

ポーンストームが使えるということです。

・ヒカル ナカムラのゲーム

カールセンと同じく、世界トップクラスのGMである、ナカムラさんのゲームです。

(ナカムラさんは、日本とアメリカのハーフですが、アメリカで育ったので、アメリカ 代表なのです。)

1 d4 Nf6

2 c4 g6

3 Nf3 Bg7

4 g3 0-0

5 Bg2 d6

6 0-0 c5

7 dxc5 dxc5

8 Ne5 Qc7

9 Nd3 Be6

10 Bf4 Qc8

11 Nd2 Bh3

12 Nf3 Bxg2

13 Kxg2 b6

14 Re1 Qb7

15 Qc1 Rd8

16 Bh6 Bh8

17 Ne5 Ne4

18 Qf4 f6

19 Rad1 Nd6

20 Ng4 Nc6

21 Kg1 Nf7

22 h3 f5

23 Ngh2 e5

24 Qc1 e4

25 Nh4 Rxd1

26 Rxd1 Nd4

27 Re1 Qa6

28 Be3 Qxa2

29 g4 Bf6

30 Ng2 Ne6

31 gxf5 gxf5

32 Nf1 で白がリザインして、ナカムラさんが勝ちました。

黒番にして、この強さはまいりますね。

このゲームでは、ナイトのポジション争いをしていましたが

白よりも、黒ナイトの方がポジションがよく、なおかつ

ポーンストラクチャーで形を整えながら、攻撃をし

相手の駒のポジションを下げた、巧みな戦術で勝利しました。

これぞ、プロの技って感じですね。

・小島慎也さんのゲーム

日本トッププレイヤーである小島さんのゲームです。

こちらのゲームは、小島さん自身がブログで解説をしていますので

そちらをご覧ください。

http://shinyakojima-blog.blogspot.jp/

私も、このゲームはリアルタイムで見ていました。

黒番の小島さんが少し優勢だったので、これいけるんじゃねと

見ていましたが、最後は相手に粘られて

ステイルメイトとなりました。

かなり、おしいゲームでしたね。

このレベルを倒せるようになったら、グランドマスターに近づいていくでしょう。

2年後の大会も、楽しみですね。