チェスと将棋なら どちらがより、美しき残 酷な世界であるか

チェスと将棋なら どちらがより、美しき残酷な世界であるか

チェスと将棋なら、断然 チェスの方が残酷な気がする。

将棋の場合は、些細なミスであれば、まだ挽回できる確率が少なからず残っている。

なぜなら、相手の駒をとれば、それを味方にできるから
その分、可能性はある。

しかし
チェスの場合は、相手の駒をとっても使えない。
究極のシンプルゲーム。

シンプルがゆえに美しいと思うこともあるが

シンプルがゆえに、残酷な場面をよく見かける。

1手のミスで、ほぼゲームオーバーとなるからだ。

アマチュア同士なら、まだお互いミスをする可能性があるので、
勝てる確率がわずかに残るが
プロ同士だと、もう1%の可能性すら、残されていない。

そんな中で、最後までやるのも、結構つらいものがあるだろう。

少し前に  元世界王者のカスパロフさんと将棋の羽生さんが
ニコニコ動画で、チェス対局をしましたけど。

確か 第一戦で羽生さんは、序盤にポーンを一つ簡単にとられてしまった場面があったが。  (将棋でいうところの歩です)
結局はそれが敗因になってしまった。

将棋でいう歩一枚の差と、チェスのポーン一つの差とでは
かなりの差があるわけですよ。

あの羽生さんでさえ、どうすることも出来なかった。
それでもう、二度と追いつけないという世界です。

チェスの場合だと、 ミスをしたら
すぐに投了する人も多い。

なぜなら、それでもう追いつけないとわかっているから。

本当にミスが許されない世界だとわかっていながら
ミスをしてしまう
だから、チェスは残酷なのである。
いや、むしろミスを助長する仕組みになっているといえるだろう。

チェスも将棋のように、遅く展開するゲームなら
まだミスも少なくなるだろうが
チェスはダイナミックに移動するために、どうしてもミスも出てしまう。

とくに クイーンがそうである。

クイーンは
縦  横 ななめ  どこにでも移動できる、一番強い駒であるが
自由に移動できるほど、難しいものはない。

それは自由という名の翼か? はたまた 束縛か?
ほとんどの場合は、束縛になることが多い。

初心者の人はよく、クイーンをたくさん動かしてしまいがちだが
動いたがために、負けてしまう。

自由に動けるのに、動いたら殺される。

まさに進撃の巨人と同じく、
美しき、残酷な世界がそこには広がっているのですよ。